原子力砕氷船を含む2隻をバルト海へ派遣
ロシアは北極海航路(Arctic waters)から原子力推進の砕氷船を含む2隻の強力な砕氷船をバルト海(Baltic Sea)に派遣した。この措置は、過去10年以上で最も厳しい氷結シーズンにより、北欧全域で海上輸送が寸断されている状況に対応するものである。
10年来の厳冬が北欧航路を直撃
バルト海では異常な厳冬により海氷が通常以上に発達し、航路(shipping lanes)の維持が困難な状況となっている。この影響により、フィンランド、スウェーデン、ポーランド、バルト三国などの主要港湾へのアクセスが制限され、コンテナ船やバルク船の運航スケジュールに大幅な遅延が発生している。
欧州向け輸送への広範な影響
バルト海航路は北欧諸国と欧州大陸、さらにはアジアを結ぶ重要な海上輸送ルートである。砕氷船による航路確保作業が進められているものの、船舶の通航速度低下や入港待機時間の増加により、サプライチェーン全体への影響が懸念されている。特に冬季の海氷は今後数週間続く見通しで、2月から3月にかけてさらなる遅延リスクがある。