計算方法: 貨物の総容積(CBM)と総重量(kg)を各コンテナの内容積・最大積載量と比較し、必要本数を算出します。 容積と重量のうち先に制約になる方(制約要因)が必要本数を決定します。 VGMはSOLAS条約に基づく検証済み総重量の概算値(コンテナ自重 + 貨物重量/本数)です。
コンテナサイズ一覧(ISO規格)
| 項目 | 20ft | 40ft HC |
|---|---|---|
| 外寸 (m) | 6.058 × 2.438 × 2.591 | 12.192 × 2.438 × 2.896 |
| 内寸 (m) | 5.898 × 2.352 × 2.393 | 12.032 × 2.352 × 2.698 |
| 扉開口 (m) | 2.34 × 2.28 | 2.34 × 2.585 |
| 内容積 (CBM) | 33.2 | 76.3 |
| 自重 (kg) | 2,230 | 4,100 |
| 最大総重量 (kg) | 30,480 | 30,480 |
| 最大積載量 (kg) | 28,250 | 26,380 |
| 床面積 (m²) | 13.88 | 28.3 |
※ ISO 668 / ISO 1496-1 に基づく標準値です。船社・メーカーにより若干の差異があります。
コンテナ積載計算について
海上コンテナによる輸送では、貨物の容積と重量の両面からコンテナの選定が必要です。 軽くてかさばる貨物では容積が制約となり、重い貨物では重量が制約となります。 最適なコンテナタイプと本数を見極めることが、輸送コストの最適化に直結します。
20ft と 40ft HC の使い分け
20ftコンテナの内容積は約33.2 CBMで、小口貨物や重量物に適しています。 40ft HC(ハイキューブ)は内容積76.3 CBMと約2.3倍の容積があり、高さのある機械類や軽量でかさばる貨物に有利です。 ただし重い貨物では20ftの方が1本あたりの最大積載量が大きい(28,250 vs 26,380 kg)ため、重量制約になるケースでは20ftが適しています。
VGM(検証済み総重量)について
2016年7月のSOLAS条約改正により、全ての海上コンテナに対してVGM(Verified Gross Mass)の申告が義務化されました。 VGMはコンテナ自重+貨物重量+固縛材重量の合計値で、船積み前にターミナルへの申告が必要です。 本ツールではコンテナ自重と貨物重量からVGMの概算値を表示します。
積載効率を高めるパレット選定
コンテナの内寸に合わせたパレット選定が積載効率に直結します。 日本標準パレット(1100×1100mm)は20ftコンテナに10枚、40ft HCに20枚が基本配置です。 ユーロパレット(1200×800mm)は40ft HCにブロック積みで20枚配置でき、容積効率が高くなります。 段積みを行う場合は、コンテナ扉の開口高さ(20ft: 2,280mm、40ft HC: 2,585mm)が実質的な高さ制限となる点に注意が必要です。
重量超過と道路規制
コンテナの最大総重量(20ft・40ft HCとも30,480kg)を超えると、ターミナルで積み込みを拒否されます。 また、道路輸送における車両総重量規制にも注意が必要です。 日本では一般道路で約24トンが上限のため、コンテナ自重を含めた総重量が道路規制に収まるよう計画する必要があります。
関連用語
容積重量計算ツール
航空貨物(÷6000)と海上貨物(CBM)の容積重量・チャージャブルウェイトをリアルタイム計算。