太平洋航路で運賃戦争が現実に

船社各社が需給動向(supply-demand dynamics)を無視して輸送能力を増強し続けていることから、太平洋航路における運賃戦争が現実味を帯びてきた。

過剰供給が加速

市場の需要に対して供給が大幅に上回る状況(overcapacity)が深刻化している。船社各社は新造船の投入や既存航路への配船増強を進めており、供給過剰に拍車をかけている。この結果、運賃の下落圧力が高まり、船社間の価格競争が激化する見通しだ。

業界への影響

運賃戦争の勃発は、荷主企業にとっては輸送コスト削減の好機となる一方、船社の収益を圧迫し、フォワーダーのマージン確保も困難になる可能性がある。太平洋航路は日本から北米への主要輸出ルートであり、日本の物流業界にも大きな影響が及ぶことは必至だ。