6週連続の運賃下落が継続

世界のコンテナ海上運賃は6週連続で下落を続け、40フィートコンテナ(FEU)あたりの平均運賃は前週比1%減の1,919ドルとなった。この下落トレンドは、通常この時期に見られる旧正月(Lunar New Year)前の貨物需要急増が実現しなかったことが主因となっている。

例年とは異なる市場動向

従来、中国の旧正月前には製造業が工場閉鎖前に出荷を完了させるため、コンテナ需要が急増し運賃が上昇する傾向があった。しかし今年はこの季節的需要パターンが崩れ、荷動きが予想を大きく下回っている。市場関係者は世界経済の減速と消費者需要の低迷を背景要因として指摘している。

主要航路の状況

アジア発欧州向け(Asia-Europe)航路や太平洋横断(Transpacific)航路を含む主要航路で運賃の軟化が続いている。船社各社はスペース供給の調整を迫られており、一部ではブランクセーリング(欠便)の実施も検討されている。

市場への影響

運賃下落は荷主にとってコスト削減のチャンスとなる一方、船社とフォワーダーの収益圧迫要因となる。特に高運賃を前提に契約したフォワーダーは、スポットレート(随時運賃)との価格差に苦しむ可能性がある。