LA港輸出量が3年ぶり低水準を記録

ロサンゼルス港(Los Angeles Port)の輸出貨物量が3年ぶりの低水準に落ち込み、米国の保護主義的な関税政策の限界が明らかになっている。輸入量は前倒し需要(front-loading)の反動で予想通り減少しているが、輸出量の急減は別の問題を浮き彫りにしている。

保護主義政策下でも輸出船腹を埋められず

関税政策による保護主義的な追い風(protectionist policy tailwinds)があるにもかかわらず、米国製造業は出港するコンテナ船の船腹(outbound ships)を埋めるだけの輸出貨物を生み出せていない。これは関税障壁による国内産業保護という政策目標と、実際の製造業の輸出競争力との間に大きなギャップが存在することを示している。

航路バランスへの影響

輸入の前倒し需要が一段落した後、輸出量の低迷が続けば、太平洋航路(Transpacific)における往復の貨物バランスに影響を及ぼす。空コンテナのポジショニングコスト増加や、復路の運賃設定に影響が出る可能性がある。