42億ドル買収提案に労組が猛反発

ドイツ船社ハパックロイドが約1週間前に発表したイスラエルZIMに対する42億ドルの買収提案をめぐり、労働組合の抵抗が激化している。Splash247が報じたところによると、買収発表直後から労働組合による抗議活動が始まり、イスラエル議会でも計画の妥当性をめぐる議論が行われている。

港湾業務削減で物流に支障

Container Newsによると、ZIM労働者は週末に港湾業務を大幅に削減する争議行動に踏み切った。労働者側は会長をオフィスから排除するなど強硬姿勢を示しており、イスラエル主要港での貨物取扱いに遅延が発生している模様だ。

16隻の新会社分離計画

Splash247が伝えたところでは、買収完了後にZIMの資産から16隻の船舶を切り離し、新たなZIMとして独立させる計画が浮上している。これにより既存のZIM顧客は船社選択の再検討を迫られる可能性がある。

日本発着航路への波及リスク

労働争議が長期化すれば、東地中海と極東を結ぶ航路でスケジュール混乱が拡大する恐れがある。ZIMは日本-中東-欧州ルートで一定のシェアを持つため、日本荷主のサプライチェーンにも影響が及ぶ可能性が高い。