CN Index、512に低下も高圧圏維持
Container Newsが報じたところによると、今週のCN Indexは512まで低下した。同指数は依然として高圧力範囲内にあり、コンテナ海運市場が過熱状態から緩やかに冷却しつつある過渡期にあることを示している。東西主要航路では運賃の軟化が顕著となり、地政学的リスクの強度も一時期より緩和された。
主要航路でスポット運賃下落が継続
FreightWavesによると、アジア発米国向けを中心に、主要フロントホール貿易の週間平均スポット運賃が今週も全面的に下落した。市場では船舶供給が貨物需要を大きく上回る状態が続いており、構造的な需給ミスマッチが運賃下押し圧力となっている。船社は配船調整を進めているものの、船腹過剰の解消には時間を要する見込みだ。
イラン情勢、スエズ回帰に影響か
Xenetaは、イラン周辺の緊張情勢がスエズ運河経由航路への回帰を遅延させる要因になり得ると指摘した。紅海リスクは低減傾向にあるが、中東全体の地政学的不透明感が船社の航路選択に慎重姿勢をもたらしている。喜望峰迂回の継続期間が長引けば、運賃構造にも影響が及ぶ可能性がある。
市況調整局面の長期化懸念
運賃軟化と船腹過剰が同時進行する現状は、コンテナ海運市場が本格的な調整局面に入ったことを示唆する。荷動きの回復ペースが鈍い中、船社間の競争激化で運賃下落圧力は当面継続する見通しだ。