アントワープ港で過去最大のクレーン導入

Container Newsが報じたところによると、PSA Antwerpは欧州主要ターミナルであるEuropa Terminalに大型STSクレーン5基を新規導入した。これは現代化プログラム「Project Emerald」の中核施策で、アントワープ港で過去最大規模のクレーンとなる。

欧州港湾の能力競争が激化

欧州の主要コンテナ港は、超大型船に対応した荷役設備の増強を急いでいる。ロッテルダムやハンブルクといった競合港も大型化を進めており、アントワープは今回の投資で競争力維持を図る。大型クレーンの導入は、24,000TEU級の超大型船にも対応可能な体制を整えることを意味する。

アジア発着航路への影響

アントワープ港の機能強化は、アジア・欧州航路のサービス構成に影響する可能性がある。船社は荷役効率の高い港を優先的に寄港地として選ぶ傾向があり、PSA Antwerpの投資はアライアンス各社の配船計画に織り込まれる要素となる。

日本発着貨物への実務的意味

日本から欧州向けのコンテナ貨物は、主にシンガポールや香港で積み替えられ、欧州の主要港に運ばれる。アントワープの処理能力向上は、船社がこの港をハブ機能として強化する契機となり得る。フォワーダーは今後、アントワープ経由ルートの輸送日数やTHCの変動を注視する必要がある。