西海岸2大港で二桁減
gCaptainの報道によると、米国西海岸で最もコンテナ貨物取扱量が多い2港の1月実績が、前年同期比で二桁のマイナスを記録した。両港は全米でも1位と2位の取扱量を誇る拠点だが、今年に入ってから貨物量が急減している。
関税政策の混乱が背景
貨物量減少の背景には、トランプ政権が打ち出す関税政策の方向性が定まらず、荷主企業が輸入判断を先送りしている状況がある。政策転換が繰り返されることで、サプライチェーンの計画立案が困難になり、発注を控える動きが広がった。
太平洋航路への波及
西海岸港湾の貨物量減少は、アジア発北米向けの太平洋航路全体に影響する。日本発のコンテナも同航路を利用するケースが多く、船社の配船調整や運賃改定の動きが出る可能性がある。特に混載貨物を扱う中小フォワーダーは、スペース確保の難易度が変動する局面となる。
春節後の回復に注目
2月は中国の春節で荷動きが例年低調となるが、3月以降の回復ペースが焦点だ。政策の先行き不透明感が払拭されなければ、荷主の慎重姿勢が長引き、年度後半の物量計画にも影響が及ぶ。日本のフォワーダー各社は、顧客企業の在庫戦略変更に備えた提案が求められる状況にある。