CMA CGM、日本直行便を独立サービス化

仏大手船社CMA CGMが日本と北ヨーロッパを結ぶ独立した直通サービスの立ち上げを計画していることが明らかになった。The Loadstarが報じた。同社はこれまでアライアンスのサービスを通じて日本発着荷物を輸送してきたが、今回の動きは独自ルートの構築を意図したものとみられる。

具体的な開設時期や寄港地は明らかにされていないが、日本の主要港から北欧諸港への直行便が実現すれば、トランシップが不要となりリードタイムの短縮が期待できる。荷主企業やフォワーダーにとって、欧州向け輸送の選択肢が広がることになる。

インド・中東・東アフリカ網も再編成

CMA CGMはアジア欧州だけでなく、インド亜大陸、中東、東アフリカを結ぶサービスネットワークの再編成も進める。Container Newsによると、この再編は2026年3月に発効する予定だ。

同社は複数地域で既存航路網を見直し、より効率的な配船体制の構築を目指す。インド・中東経由で欧州に至るルートは、日本発荷物の一部にも利用されてきた経緯がある。再編により、これらルート経由の荷物の輸送条件が変わる可能性がある。

アライアンス依存からの脱却加速

一連の動きは、CMA CGMがアライアンス依存から脱却し、独自サービス網を強化する戦略の一環とみられる。同社は近年、自社単独での航路開設を積極化している。

日本の物流実務者にとっては、CMA CGM単独サービスの利用条件や運賃体系の把握が必要になる。従来のアライアンスサービスとの比較検討が求められる局面だ。新サービスの詳細が公表され次第、輸送ルートの見直しを含めた対応が必要となる。