DP World、インド・中東航路に大型船投入
Container Newsが報じたところによると、DP Worldの子会社Shipping Solutionsは5,000TEU以上のコンテナ船を取得し、紅海、ペルシャ湾、インド間の航路に配置した。同船はドバイのジェベルアリ港に初入港し、インドと中東を結ぶコンテナ輸送網の強化に乗り出した。
ジェベルアリを拠点とした航路網の拡充
ジェベルアリはDP Worldが運営する世界有数のコンテナターミナルで、中東と欧州、アジアを結ぶトランシップ拠点として機能している。今回の船舶投入により、インド発着貨物の中東経由ルートが強化される。紅海を経由する欧州向け輸送、ペルシャ湾岸諸国との直接貿易の両面で輸送効率が向上する見通しだ。
ターミナル運営から船舶運航へ
DP Worldはこれまでターミナル運営を主体としてきたが、子会社を通じた船舶投入により垂直統合を進めている。港湾運営と船舶運航を一体化することで、スケジュールの安定性向上とコスト最適化を図る。インド市場の成長を取り込む戦略として、自社船による輸送力確保を選択した形だ。
日本企業への影響
インドと中東を経由した欧州向け輸送ルートの強化は、日本企業のサプライチェーンにも影響を与える。インド生産拠点を持つ日系企業にとって、中東ハブ経由の欧州向け輸送が選択肢として安定する。また、中東市場向けのインド発輸送では、従来のアジア経由ルートに加え、DP World系列の直接輸送が利用可能になる。