CMA CGM、日本~北欧直航便を新設

Splash247の報道によると、CMA CGMは日本と南中国から北ヨーロッパへの週1便直航サービス「Ocean Rise Express(OCR)」を開始した。同サービスは日本港湾を経由して北欧主要港へ直接配船する。

従来、日本発着の欧州向けコンテナ貨物は、釜山や上海などアジア主要港でのトランシップが一般的だった。新サービスにより日本荷主は積み替えなしで北欧市場へアクセスできるようになる。

アジア欧州航路の配船戦略

CMA CGMは近年、アジア欧州航路の配船を段階的に見直している。中国主要港を中心とした従来の航路網に加え、日本を含む東アジア各国からの直航便を増強する戦略だ。

背景には、日本荷主からの直航便ニーズの高まりがある。トランシップによる輸送日数の増加やスケジュール変動リスクを避けたい荷主の要望に応える形となった。

日本フォワーダーへの影響

新サービス開始により、日本のフォワーダー各社は欧州向け混載貨物の輸送オプションを拡大できる。特に北欧向け貨物を扱う中小フォワーダーにとって、リードタイム短縮は荷主への訴求力強化につながる。

一方で週1便という配船頻度のため、出荷タイミングの調整が必要となる。従来のトランシップ経由便と新直航便を組み合わせた柔軟な配船選択が求められる。

競合船社の動向

アジア欧州航路では、Maersk、MSC、Hapag-Lloydなど大手船社が高頻度配船を展開している。CMA CGMの直航便新設は、これら競合に対抗する差別化戦略の一環だ。

日本市場での存在感を高めることで、アジア欧州航路全体でのシェア拡大を目指す。今後、他船社も日本発着便の強化に動く可能性がある。