西海岸主要港で貨物減少が鮮明に
Container Newsが報じたところによると、ロングビーチ港の2026年1月のコンテナ取扱量は84万7765TEUとなり、前年同月比11%減少した。特に輸入貨物の落ち込みが顕著で、40万9818TEUと前年同月比13.1%の大幅減となった。一方、輸出は9万9478TEUと0.8%増にとどまり、輸出入の不均衡が拡大している。
輸入減少の背景
輸入貨物の13%超の減少は、複数の要因が重なった結果とみられる。米国内の在庫調整が進んでいることに加え、関税政策の不透明感が荷主の輸入判断に影響を与えている可能性がある。ロングビーチ港は太平洋航路の主要ゲートウェイであり、アジアからの輸入貨物の動向を反映している。
輸出は微増も不均衡は継続
輸出貨物は前年同月比0.8%増の9万9478TEUと小幅な伸びにとどまった。輸入の大幅減に対し輸出は横ばい圏で推移しており、コンテナの片荷輸送による効率低下が懸念される。船社にとっては空コンテナの回送コスト増加要因となり、運賃設定にも影響を及ぼす可能性がある。
日本発着航路への波及リスク
ロングビーチ港の貨物減少は、日本発着の太平洋航路にも影響を与える。西海岸向けコンテナ船のスペース需給が緩和すれば、運賃下落圧力となる一方、船社が減便や抜港で供給調整に動く可能性もある。日本の荷主企業は米国向け輸出の配船スケジュールや運賃動向を注視する必要がある。