日本発北欧直航の新設
AJOT(https://www.ajot.com/news/cma-cgm-is-launching-new-direct-service)が報じたところによると、CMA CGM Groupは日本および南中国を起点として北欧向けに直航するサービス「Ocean Rise Express(OCR)」を週1便で開始する。
日本発の欧州向け定期サービスにおいて、仕出し港から北欧主要港まで直航するサービスの新設は、同区間における配船構成に変化をもたらす。現状、アジア—欧州航路の多くは東南アジアや中東の主要港でトランシップを経由するルートが主流であり、直航便は選択肢として限られていた。
フォワーダー・荷主への実務的意義
直航サービスの開始により、日本の荷主にとって欧州向け貨物のトランシップなしでの輸送が現実的な選択肢となる。トランシップを省くことで、積み替え時の貨物事故リスクやトランシップ港での滞留による遅延リスクを抑制できる。
週1便の配船頻度は、荷主が定期的なブッキング計画を立てやすいサイクルでもある。特にリードタイム管理を重視する製造業系荷主や、鮮度・納期の要求水準が高い品目を扱うフォワーダーにとって、航路の選択肢が広がることになる。
アジア—欧州航路の再編との文脈
海運アライアンスの再編が続くアジア—欧州航路において、CMA CGMによるOCR新設は同社の日本市場へのコミットメントを示す動きとして位置づけられる。南中国との共同ループ構成は、アジア域内の集荷体制と組み合わせた航路設計を反映している。日本発欧州向け貨物を扱うフォワーダーにとっては、船腹確保の選択肢が増加することを意味する。