海峡封鎖と紅海再燃が同時発生
Container Newsが報じたところによると、ホルムズ海峡は実質的に閉鎖状態となり、紅海ではフーシ派の活動が再開。世界の海運ネットワークは主要4回廊においてバッファを失った状態に陥っている。gCaptainによると、ホルムズ海峡付近で操業するタグボートへの攻撃が発生し、4人の船員が死亡する事態も確認された。IMOは乗組員への危険性が高まっていると警告を発している。
主要船社が相次ぎ運航停止・緊急措置を発動
Hapag-Lloydは2026年3月6日以降、湾岸上部地域のセキュリティ悪化を理由に、IG1およびKWFサービスを次の通知があるまで一時停止した。Container Newsが報じたところによると、ANL/CMA CGMは地域紛争のエスカレーションに伴い、イラク(ウムカスル港)・バーレーン・クウェート・イエメン・カタール・オマーン・アラブ首長国連邦・サウジアラビアへの全便について緊急迂回プロトコルを発動。Neptune Pacific Direct Line(NPDL)も湾岸および中東地域向け・発の新規ブッキングを即時停止した。Ocean Network Express(ONE)は紅海およびペルシャ湾向け・発の船積みに対し、次の通知があるまで緊急サーチャージを即時適用している。
保険料1000%超の急騰とエネルギー輸送コストへの波及
gCaptainによると、戦争補償関連の海事保険料が1000%以上急騰し、ホルムズ海峡を通過するエネルギー輸送コストが大幅に上昇している。LNG輸送も直撃を受け、Qatarは中東紛争拡大を受けてLNG生産を中止し買い手にフォースマジュールを宣言したが、gCaptainはその後Qatarが初積み込みを実施したと報じた。
Trump政権が20億ドルの再保険制度で対抗
gCaptainによると、Trump政権はペルシャ湾を通じた商業船舶の信頼回復を目的として、20億ドル規模の海事再保険制度を発表した。民間保険市場での引き受け忌避が深刻化する中、政府による保険バックストップで船社・荷主の航路復帰を促す狙いがある。