レイタイム(Laytime)は、航海用船契約において傭船者に与えられる貨物の荷役(積み込み・荷卸し)に要する許容時間だ。契約書にはレイタイムの起算日(Notice of Readinessの提出後、通常6〜12時間経過後)、日数(暦日・荷役可能日など)、除外日(日曜・祝日・悪天候など)が詳細に規定される。「SHINC(Sundays and Holidays Included)」条件では日曜・祝日も含めてカウントされ、「SHEX(Sundays and Holidays Excepted)」条件では除外される。レイタイムを超過すると傭船者はデマレージを船主に支払い、逆に早期に荷役が完了すればディスパッチマネーが傭船者に支払われる。ディスパッチマネーの料率はデマレージ料率の半額が一般的だ。レイタイムの計算は海事仲裁における最も頻繁な紛争事項の一つであり、各条件の解釈を巡る判例が豊富に存在する。
海運
レイタイム(荷役期間)
Laytime
用船契約において貨物の積み卸しに許容される期間。超過すればデマレージが発生する。
詳しい解説
実務での使い方
航海用船契約を締結する際は、レイタイムの起算条件・日数・除外日の規定を精緻に確認する。積港・揚港の荷役能力とバースの空き状況を事前に調査し、現実的なレイタイム日数を設定することがデマレージ発生の回避に直結する。NOR(着船通知)の受理タイミングも計算に影響するため、船長との通信を密にする。