海運アライアンスは、複数のコンテナ船社が特定航路で共同配船し、スケジュール・寄港地・船腹を共有することで運航効率を高める枠組みだ。2025年時点の主要アライアンスとして、2Mアライアンス(マースク・MSC、2025年1月解消)、オーシャンアライアンス(CMA CGM・COSCO・エバーグリーン・OOCL)、THEアライアンス(ONE・HMM・ヤンミン)の三大体制が存在した。2Mの解消後、2025年2月にはジェミニ・コーポレーション(マースク・ハパックロイド)が新たに始動し、業界再編が進行中だ。アライアンスは独占禁止法の適用除外(EUのコンソーシアム・ブロック免除規則など)の下で認められてきたが、荷主団体からは運賃交渉力の不均衡を懸念する声が根強い。各社の個別営業・料金設定は独立して行われる建前だが、船腹供給量の調整は事実上アライアンス単位で行われる。