スイッチB/L(Switch B/L)は、仲介貿易(三国間貿易)において、元のB/L(First B/L)を回収した上で荷送人(Shipper)や荷受人(Consignee)の名義を差し替えて船社が再発行するB/Lだ。たとえば、中国のメーカーからシンガポールの商社経由で日本の最終需要家に販売するケースでは、中国→シンガポール間のFirst B/Lを回収し、荷送人をシンガポールの商社に変更したSwitch B/Lを発行して日本の荷受人に送付する。これにより仕入先の情報を最終顧客から秘匿できる。スイッチB/Lの発行には元のオリジナルB/L全通の返却が前提となり、船社の承認手続きが必要だ。仲介者は二重B/Lの発行リスクに対する船社の懸念を払拭するため、保証状を差し入れる場合がある。スイッチ手続きには通常2〜5営業日を要する。
海運
スイッチB/L
Switch B/L
仲介貿易などで荷送人・荷受人情報を差し替えて再発行されるB/L。
詳しい解説
実務での使い方
三国間貿易で仕入先情報を最終顧客に開示したくない場合にスイッチB/Lを利用する。手続きの遅れが貨物引き取りに影響しないよう、仲介港でのスイッチ日数を織り込んだ出荷スケジュールを組む。船社に事前にスイッチB/L対応可否と必要書類を確認しておくことが実務上のポイントだ。