DHLのコールドチェーン戦略転換
DHLは医薬品(pharma)輸送需要の拡大に対応するため、航空貨物のコールドチェーン(cold chain)ネットワークにおいて、サードパーティの商業航空会社への依存を削減し、自社の物流基盤への直接管理を強化している。
救命医薬品輸送の内製化
特に救命医薬品(life-saving shipments)の輸送において、従来は第三者の航空会社に依存していた部分を自社管理下に置くことで、輸送品質の安定性と温度管理の信頼性を高める狙いがある。医薬品輸送では2-8℃や-20℃以下など厳格な温度管理が求められ、商業便のスケジュール変更や遅延が品質リスクに直結するため、自社コントロール下での運航は競争力の重要な要素となる。
業界への波及効果
グローバルインテグレーターによるこうした垂直統合の動きは、従来のフォワーダーや一般貨物航空会社(commercial airlines)との競合関係を変化させ、特に高付加価値貨物である医薬品セグメントでの競争が激化する可能性がある。