旧正月前週に7%の需要減

STAT Timesが報じたところによると、旧正月前の週7にグローバルの航空貨物輸送量が前週比7%減少した。この時期は例年、季節的な需要減退が見られる期間だが、今年は減少幅がやや大きい。中国をはじめアジア各国の工場稼働率低下に加え、花卉輸出の終了が輸送量減少に拍車をかけた形だ。

花卉輸出終了が減少に拍車

同報道によれば、週7の時点で花卉輸出業者の出荷がほぼ終了した。バレンタイン向け花卉の航空輸送は通常1月末から2月初旬にピークを迎え、週7にはすでに主要な輸出が完了する。この季節要因が今回の輸送量減少の主因とみられる。

旧正月期間の市況軟化

旧正月期間中は中国発の貨物が一時的に停止し、アジア域内の物流も大幅に減速する。この影響で航空機の搭載率が低下し、航空会社は空きスペースの確保に動く。日本発着便においても、通常は高騰するアジア路線の運賃が落ち着く傾向にある。

年度末需要前の調整局面

3月に入ると日本の年度末需要が本格化し、航空貨物市況は再び引き締まる可能性が高い。現在の軟化局面は一時的なものとみられるが、フォワーダーにとっては運賃交渉の好機となる。特に定期契約の更改を控える荷主は、この時期のスポット相場を参考に年間レート交渉を進めることが有効だ。