欧州・インド間の空港連携が始動
AJOTによると、フランクフルト空港とバンガロール国際空港がインド貨物ハブとしては初の戦略的パートナーシップを締結した。欧州とインド間の貿易促進と空輸貨物の効率化を目的とする。バンガロールはインド南部の主要IT産業集積地であり、医薬品や精密機器の輸出拠点としても成長している。フランクフルトは欧州最大の貨物ハブであり、両空港の連携により欧州・インド間の航空貨物輸送が効率化される見通しだ。
FedExがムンバイ新空港に専用施設建設
FreightWavesが報じたところによると、FedExはムンバイの新空港に専用貨物施設の建設を開始した。投資額は2.5億米ドルに上る。従来は同市の既存空港の共有施設から運用していたが、専用施設により処理能力と速達性が向上する。ムンバイはインド西部の商業中心地であり、欧州・中東への玄関口でもある。FedExの投資はインド市場の成長期待を反映する。
エティハドが中国・中東間で存在感
Air Cargo Weekの報道によると、エティハド航空カーゴは2025年に貨物部門の売上高12億米ドル、貨物取扱量70万トン超を記録した。売上高は前年比8%増、取扱量は9%増となった。SF Expressとの共同事業により、中国と中東間の最大貨物オペレーターになった。中国からインド・中東を経由して欧州に至るルートが拡大している。
日本発着貨物への影響
日本からインドへの直行便は限定的だが、香港やシンガポール経由でバンガロールやムンバイに接続する需要が増える可能性がある。また、日本から中国経由でインドや中東に至る複合ルートも選択肢となる。インドのハブ機能強化により、欧州向け貨物の代替ルートとしてインド経由が現実的になる。運賃やリードタイムの比較検証が必要だ。
南アジア物流網の再構築
インドの航空貨物インフラ整備は、南アジア全体の物流網に影響を与える。バンガロールとムンバイを拠点に、周辺諸国への配送網が広がる。日本企業がインドを生産拠点とする場合、欧州・中東への輸出ルートが多様化する。サプライチェーン設計の柔軟性が高まる。