航空チャーター(Air Charter)は、大量貨物・超大型貨物・緊急輸送など定期便では対応できない輸送ニーズに応える手段だ。チャーターにはフルチャーター(機体全体の貸切)とパートチャーター(貨物室の一部を確保)がある。チャーター費用は機材タイプ、出発地・目的地の空港使用料、飛行距離、燃油価格、オーバーフライト料金(領空通過料)を積み上げて算出される。B747-400Fのフルチャーター費用は、アジア〜欧州間で1便あたり数千万円規模となる。Antonov An-124やAn-225(運用停止)などの超大型機は、発電プラントのタービンや航空機エンジンといった100トン超の重量物輸送に対応する。自然災害発生時の緊急援助物資輸送や、自動車メーカーの生産ライン停止を回避するための緊急部品輸送でもチャーターが多用される。フォワーダーやチャーターブローカーが需要と供給のマッチングを行い、数時間〜数日で運航を手配する。
航空
航空チャーター
Air Charter
航空機を貸し切り、定期便のスケジュールに依存せず特定の貨物を輸送する不定期運航サービス。
詳しい解説
実務での使い方
工場の生産ラインが部品不足で停止した場合、フォワーダーにチャーター手配を依頼する。出発地と目的地の空港にフレイター受入能力があるか、必要な地上設備(ハイリフトローダー等)が整っているかを事前に確認し、最短で翌日出発のスケジュールを組む。