ブランクセーリング(Blank Sailing、欠便)は、コンテナ船社が定期スケジュール上の特定便の運航を中止する措置だ。需要が低迷する閑散期に船腹供給量を絞り込み、運賃水準の下落を防ぐ目的で実施される。旧正月後の2〜3月やゴールデンウィーク期間中にアジア発航路でブランクセーリングが集中するのが典型的なパターンだ。アライアンス単位でブランクセーリングの方針が調整されるため、同時期に複数のアライアンスが欠便を発表することも珍しくない。荷主にとっては予定していた船便が突然消失するため、出荷スケジュールの変更や代替便の手配が急務となる。船社は通常2〜4週間前にブランクセーリングを告知するが、直前の発表で混乱が生じるケースもある。2020年のコロナ禍初期には大規模なブランクセーリングが実施されたが、その後の需要急回復との落差でスペース不足を招いた。
海運
ブランクセーリング
Blank Sailing
船社が予定されていた定期便の運航を取りやめること。需給調整の主要手段として用いられる。
詳しい解説
実務での使い方
ブランクセーリング情報は各船社のウェブサイトや海運情報プラットフォーム(eeSea、Alphalinerなど)で確認できる。出荷計画策定時には直近のブランクセーリング発表を把握し、影響を受ける便の代替スケジュールをフォワーダーと早期に調整する。繁忙期前後のブランクセーリングリスクを織り込んだ余裕のあるリードタイム設定が望ましい。