CIPはCPTの保険付きバージョンで、あらゆる輸送モードに対応する。インコタームズ2020での最大の変更点は、従来のICC(C)最低補償からICC(A)オールリスクに付保基準が引き上げられたことだ。これにより売主の保険手配コストは増加するが、買主の保護水準は大幅に向上した。海上輸送専用のCIFではICC(C)が最低基準のままであるため、CIPとCIFで保険水準に差がある点は注意が必要だ。保険金額はインボイス価格の110%以上、契約通貨建てが原則となる。
フォワーディング
CIP(輸送費保険料込み)
Carriage and Insurance Paid To
CPTに加えて売主が貨物保険を付保する義務を負う条件。インコタームズ2020ではICC(A)条件(オールリスク)の付保が求められる。
詳しい解説
実務での使い方
複合輸送でCIP仕向地と指定する場合、売主はICC(A)条件の保険を手配しなければならない。ただしこれは最低基準であり、戦争危険やストライキ危険を含むかは別途交渉が必要だ。