コールドチェーンは、食品の鮮度保持や医薬品の有効性維持に不可欠な温度管理物流を指す。国際輸送ではリーファーコンテナ(冷凍冷蔵コンテナ)を使用し、-25℃〜+25℃の範囲で庫内温度を制御する。mRNAワクチン(COVID-19ワクチン等)では-70℃以下の超低温輸送が求められ、ドライアイスや専用保冷ボックスを併用する特殊コールドチェーンが構築された。日本からの農水産物輸出促進(2025年目標5兆円)においても、産地から海外消費地までの切れ目ない温度管理がカギとなる。温度逸脱が発生した場合の貨物損害は甚大であるため、データロガーによる温度記録と、GDP(Good Distribution Practice)ガイドラインの遵守が標準化されている。