クロスドッキングは、在庫保管を最小化しリードタイムを短縮する手法として小売・食品・日用品物流で広く採用されている。施設は広いドック面積と多数のトラックバースを備え、入荷側と出荷側のバースが向かい合う構造が典型的だ。ウォルマートが1980年代にこの方式で流通革命を起こしたことで世界的に普及した。国際物流ではCFS(コンテナフレイトステーション)でのデバンニング後、荷主別に仕分けて即日配送に回すオペレーションがクロスドッキングに相当する。保管コストの削減と在庫回転率の向上が主なメリットだが、入荷タイミングと出荷先情報の事前連携が不可欠であり、WMS(倉庫管理システム)との高度な連携が求められる。