関税評価(Customs Valuation)は、輸入貨物に課される関税額の算定基礎となる課税価格を確定するプロセスである。WTO関税評価協定(ウルグアイ・ラウンド合意)に基づき、原則として取引価格(実際に支払った価格)を課税価格とする「取引価格方式」が採用される。日本ではCIF価格(本船甲板渡し価格+運賃+保険料)が課税標準となり、インボイス価格にロイヤルティ、仲介手数料、生産支援(アシスト)の費用などの加算要素が含まれる場合がある。取引価格方式が適用できない場合は、同種・類似物品の取引価格、国内販売価格逆算方式、積算方式などの代替方式が順次適用される。
通関
関税評価
Customs Valuation
輸入貨物の課税標準(課税価格)を決定するプロセス。WTO関税評価協定に基づき、原則として取引価格を基礎として算定される。
詳しい解説
実務での使い方
輸入申告時の課税価格算定にあたり、インボイス価格に加えてロイヤルティや金型提供(アシスト)のコストが加算対象となるか事前に税関に照会しておく。評価の誤りは追徴課税の原因となるため慎重な対応が求められる。