危険物分類は、国連経済社会理事会の「危険物の輸送に関する勧告」(通称オレンジブック)を原典とし、航空輸送ではIATA DGR、海上輸送ではIMDGコードに反映されている。9つのクラスは以下のとおりだ。クラス1:火薬類、クラス2:高圧ガス、クラス3:引火性液体、クラス4:可燃性物質、クラス5:酸化性物質・有機過酸化物、クラス6:毒物・病毒を移しやすい物質、クラス7:放射性物質、クラス8:腐食性物質、クラス9:その他の有害物質。各クラスはさらに等級(Division)に細分化され、例えばクラス2はDivision 2.1(引火性ガス)、2.2(非引火性・非毒性ガス)、2.3(毒性ガス)に分かれる。航空輸送では旅客機への搭載が禁止されるクラス・等級が海上輸送より多く、クラス1の大部分やクラス7の高放射能物質は貨物専用機でも搭載制限がある。正確な分類は安全な輸送と法令遵守の出発点であり、SDS(安全データシート)をもとに荷送人が責任を持って判断する。
航空
危険物分類
Dangerous Goods Classification
国連勧告に基づき、輸送上の危険性に応じて危険物を9つのクラスに分類する国際的な体系。航空・海上・陸上輸送に共通で適用される。
詳しい解説
実務での使い方
新規に危険品の輸出を手配する際は、まずSDS(安全データシート)でUN番号とクラスを特定し、IATA DGRで航空輸送の可否と搭載制限(旅客機可否、数量制限)を確認する。クラスによって必要なラベル、梱包基準、書類が異なるため、分類の正確性が全工程の前提となる。