デマレージは、輸入コンテナが港湾ターミナル内にフリータイムを超えて滞留した場合に発生する超過保管料金だ。フリータイムは航路や船社によって異なるが、一般的に5〜14日間程度が設定される。超過日数が増えるほど1日あたりの課金額が段階的に上がる料金体系が一般的で、長期滞留は荷主にとって大きなコスト負担となる。なお、コンテナをターミナルから引き取った後、船社が定める期間内に空コンテナを返却しなかった場合に発生する料金はデテンション(detention)と呼ばれ区別される。ただし船社によって用語の定義が異なるため契約条件の確認が欠かせない。コロナ禍以降、港湾混雑によるコンテナ滞留が世界的に深刻化し、デマレージ請求の高額化が荷主・フォワーダー間の紛争要因となった経緯がある。
海運
デマレージ
Demurrage
コンテナの無料貸出期間(フリータイム)を超過した際に船社が課す超過使用料金。
詳しい解説
実務での使い方
輸入通関に時間がかかりそうな場合は、事前に船社へフリータイム延長を交渉するのが実務の鉄則だ。年間契約で一定の物量を約束している荷主であれば、標準より長いフリータイムを確保できる場合がある。デマレージ発生の有無はコンテナ返却日を基準に判定されるため、返却予定日の管理が欠かせない。