EEXIはMARPOL条約附属書VIの改正により導入され、400GT以上の全既存船舶に対してエネルギー効率の最低基準を設定する。新造船に適用されていたEEDI(エネルギー効率設計指標)の既存船版であり、船舶の設計速度・エンジン出力・燃料消費量から算出されるEEXI値が基準値(Required EEXI)を下回ることが求められる。基準未達の船舶はエンジン出力制限(Engine Power Limitation: EPL)やエネルギー効率改善装置の搭載などの対策を講じる必要がある。EPLによる減速は航海日数の増加につながり、定期用船市場やスケジュール管理に影響を及ぼす。CII格付けとセットで船舶の環境性能を評価する枠組みとなっている。
規制
EEXI(エネルギー効率設計指標)
Energy Efficiency Existing Ship Index
既存船舶のエネルギー効率を設計段階で評価する指標で、IMOが2023年1月から全既存船に適用を義務化した。
詳しい解説
実務での使い方
用船契約の締結時に、対象船舶のEEXI適合状況を確認し、EPLによる減速が航海スケジュールに与える影響を見積もる。基準未達船はスクラップ候補となり船腹供給の減少要因となるため、中長期の輸送能力予測にもEEXI動向を織り込む。