エンドユーザー証明書(EUC)は、輸出品が軍事転用や大量破壊兵器開発に使用されないことを最終需要者が宣誓する文書である。日本の輸出管理では、リスト規制品の輸出許可申請時に経済産業省が提出を求めるほか、キャッチオール規制の取引審査においても需要者確認の根拠資料として活用される。EUCには通常、最終需要者名、所在地、用途、再輸出しない旨の誓約、第三者への移転禁止条項が記載される。輸出先国の政府機関が発行するもの、または最終需要者自身が署名するものの2形式がある。米国のBIS(商務省産業安全保障局)もBIS-711様式でEUCの提出を求める場合があり、国際的に広く運用されている制度である。
規制
エンドユーザー証明書
End-User Certificate
輸出品の最終需要者と用途を証明する文書で、安全保障貿易管理における取引審査の重要書類。
詳しい解説
実務での使い方
工作機械を中東の製造業者に輸出する際、最終需要者にEUCの署名を依頼し、用途が民生品の加工であることを文書で確認する。取得したEUCを経済産業省への輸出許可申請書類に添付し、取引審査の根拠資料とする。