EXWでは売主の義務は自社施設で貨物を買主の処分に委ねることに限定される。輸出通関を含むすべての運送手配・費用・リスクは買主が負担する。このため買主には仕向国のみならず輸出国側の物流知識も求められる。実務上、売主が輸出通関の申告者となれないケースでは税関手続きが煩雑になるため、ICC(国際商業会議所)はコンテナ輸送においてはFCAの使用を推奨している。EXWが選択されるのは、買主が輸出国に現地法人や通関業者を持ち、自ら集荷を手配できる場合が中心だ。
フォワーディング
EXW(工場渡し)
Ex Works
売主が自社の施設(工場・倉庫)で貨物を買主に引き渡す条件。インコタームズ11条件のうち売主の義務が最も軽い。
詳しい解説
実務での使い方
海外の製造拠点から部品を調達する際、現地に物流拠点を持つ買主がEXWで購入し、自社手配のトラックで工場から直接集荷するケースが多い。価格交渉では物流コストを分離して比較できる利点がある。