FAK(Freight All Kinds)は、コンテナに積載される貨物の品目を問わず、コンテナ1本あたり(20フィートまたは40フィート単位)の定額運賃を適用する料金体系だ。従来のコモディティ別運賃(品目ごとに運賃クラスを設定する方式)に比べ、計算が単純で荷主にとって分かりやすいメリットがある。現在の主要コンテナ船社はFAKをベースとしたスポットレートの提示が主流であり、大口荷主との年間契約(サービスコントラクト)でもFAKレートが基準として交渉される。ただし、危険品・冷凍品・重量物・特殊コンテナ貨物にはFAKとは別の追加料金や特別運賃が適用されることが一般的だ。FAKは品目リスクの差異を運賃に反映しないため、高価値貨物と低価値貨物で同じ運賃が適用されるという議論もあるが、実務上は簡便性が優先されている。
海運
FAK(品目無差別運賃)
Freight All Kinds
貨物の品目に関係なく、コンテナ単位で一律に適用される海上運賃体系。
詳しい解説
実務での使い方
船社やフォワーダーから見積もりを取得する際、「FAKベースのレート」を依頼すれば品目ごとの煩雑な分類作業を省略できる。ただし、危険品・冷凍・過重量コンテナなどはFAK対象外となるため、該当する貨物がある場合は別途見積もりを取得する。複数品目の混載をFCLで出荷する際にはFAKが特に有利に機能する。