GRIはGeneral Rate Increaseの略で、コンテナ船社がスポットレートの回復・維持を目的に実施するベースレートの一括値上げである。通常1TEUあたり500〜1,000ドル程度の引き上げ幅で告知されるが、2021〜2022年の海運市況高騰時にはGRIが連続的に適用され、アジア〜北米西岸のスポットレートが1FEUあたり2万ドルを超える異常水準に達した。GRIの実効性は市場の需給バランスに左右され、荷動きが低調な局面では告知しても実質的に浸透しないケースが多い。荷主にとってはGRIの発効日前に出荷を前倒しする「駆け込み」が常套手段となるが、長期契約レートにはGRIは適用されないのが原則だ。