IATA(国際航空運送協会)は1945年にキューバのハバナで設立され、本部をカナダ・モントリオールに置く。旅客・貨物の両分野で航空輸送の標準化と効率化を推進しており、貨物分野では特にCargo-XMLメッセージ規格、AWB(航空運送状)の様式、危険品輸送規則書(DGR)の発行が実務に直結する。IATAが付与する3レターの空港コード(NRT、LAXなど)と2レターの航空会社コード(JL、AAなど)は、ブッキングから追跡まであらゆる場面で使われる業界共通言語だ。貨物代理店制度(CASS:Cargo Account Settlement System)もIATAが運営しており、フォワーダーと航空会社間の運賃精算を一括処理する仕組みを提供する。IATA認定貨物代理店の資格を持つことは、フォワーダーにとって航空会社と直接取引するための実質的な要件となっている。近年はe-freight(航空貨物書類の電子化)やONE Record(貨物データ共有の標準API)の普及を主導し、業界全体のデジタル化を牽引している。
航空
IATA
International Air Transport Association
世界の航空会社約300社が加盟する業界団体。運賃体系、危険品規則、空港・航空会社コードなど航空輸送の国際標準を策定する。
詳しい解説
実務での使い方
フォワーダーがIATA認定代理店として航空会社に直接ブッキングする場合、CASS経由で運賃が精算される。危険品を航空輸送する際はIATA DGR(最新版は毎年改訂)に準拠した申告書類と梱包が必須であり、荷送人・フォワーダー双方にDGR講習の修了が求められる。