IATA DGR(Dangerous Goods Regulations)は、航空輸送における危険物の分類・梱包・表示・書類・搭載制限を網羅した規則書で、毎年1月1日付で改訂版が発行される。法的基盤はICAO(国際民間航空機関)のTechnical Instructions for the Safe Transport of Dangerous Goods by Air(TI)にあり、DGRはこれをより実務的にまとめたものだ。危険物はクラス1(火薬類)からクラス9(その他の有害物質)まで9つに大分類され、各クラスにPacking Instruction(梱包要件)が紐づく。2025年版(第66版)は約1,100ページに及び、リチウム電池規制の強化やラベルデザインの変更が反映されている。DGR訓練を受けていない担当者が危険物の航空輸送手配を行うことはIATA規則で禁止されており、訓練の有効期間は24ヶ月だ。フォワーダーやGHA(グランドハンドリング会社)の担当者にとって必携の文書である。
航空
IATA危険物規則書
IATA Dangerous Goods Regulations
IATAが毎年発行する航空危険物輸送の包括的な規則書。ICAOのTechnical Instructionsを基盤に、航空会社の運用基準を加えた実務上の最重要文書。
詳しい解説
実務での使い方
危険物を航空輸出する際は、最新版のDGRで対象物質のPacking Instructionを確認し、適合する梱包・表示・ラベルを準備する。荷送人はDGD(危険品申告書)を作成し、DGR訓練修了証のコピーとともにフォワーダーに提出する。