ICCは1919年にパリで設立され、130カ国以上の企業・団体が参加する。国際物流の実務に直結する成果として、インコタームズ(最新版はIncoterms 2020)、荷為替信用状統一規則(UCP600)、請求払保証に関する統一規則(URDG758)などの国際統一規則を制定している。これらの規則は法律ではないが、契約書に引用することで拘束力を持ち、国際取引の慣行として広く受容されている。ICC国際仲裁裁判所は年間約900件の国際商事紛争を処理する世界有数の仲裁機関であり、貿易紛争の解決手段としても重要な役割を果たす。ATA カルネ制度(物品の一時輸入に関する通関手帳制度)もICCが運営を担っている。
規制
国際商業会議所(ICC)
International Chamber of Commerce
国際取引ルールの策定を担う世界最大の民間経済団体で、インコタームズや荷為替信用状統一規則の制定主体。
詳しい解説
実務での使い方
国際売買契約を締結する際、ICCインコタームズ2020の取引条件(FOB、CIF等)を明記し、売主・買主間のリスク移転点と費用負担を明確にする。信用状取引ではUCP600に準拠した書類作成を行い、ディスクレ(書類不一致)による支払拒否を防止する。