輸入割当(IQ: Import Quota)は、外為法第52条に基づき経済産業省が輸入数量を管理する非関税障壁の一つである。日本では水産物(にしん・たら・いか等)の一部品目にIQ制度が適用されており、輸入者は経済産業省から割当を受けた数量の範囲内でのみ輸入が認められる。割当の申請は毎年度の公示に基づいて行い、過去の輸入実績等に応じて数量が配分される。IQ品目の輸入にはIQ証明書(輸入割当証明書)が必要であり、通関時に税関に提出しなければならない。WTOのGATT第13条ではIQの運用に関して無差別原則が規定されているが、実際には国別配分が行われるケースもある。関税割当(TQ)とは異なり、IQは数量そのものを制限する点に特徴がある。