ピークシーズンサーチャージ(PSS)は、特定の季節に貨物需要が急増する航路で船社が課す割増料金だ。アジア発北米向け航路では8〜10月(米国の年末商戦向け在庫補充期)、アジア発欧州向けでは7〜9月が典型的な繁忙期にあたる。料率は船社・航路ごとに設定され、20フィートコンテナあたり200〜1,000ドル程度が一般的だ。サービスコントラクト(年間契約)ではPSSを契約運賃に含めるか別建てにするかが交渉ポイントとなる。近年は中国の旧正月前の駆け込み出荷や、北米での港湾ストライキ懸念に伴う前倒し出荷が繁忙期を拡大させる要因となっている。PSSの適用期間・料率は船社が1〜2ヶ月前にサーキュラーで告知するのが通例だ。
海運
ピークシーズンサーチャージ
Peak Season Surcharge
繁忙期の需要増加に対応して船社が課す季節性の割増料金。主にアジア発北米・欧州向け航路で適用される。
詳しい解説
実務での使い方
年間の出荷計画を策定する際は、PSSの適用期間を考慮して繁忙期前に在庫を積み増す「前倒し出荷」戦略が有効だ。フォワーダーに対してPSSの適用条件と代替スケジュールの有無を確認し、ピーク期を外した出荷日への調整でコスト削減を図る。