PSSはPeak Season Surchargeの略で、コンテナ輸送の需要が急増する時期に船社が追加徴収する季節性のサーチャージである。アジア発北米・欧州航路では例年7〜10月がピークシーズンとなり、クリスマス商戦向けの荷動きが集中する。PSSはコンテナ1本あたり200〜1,000ドル程度の幅で設定されるのが一般的で、年によっては複数回のPSS引き上げが重なることもある。2024年には紅海情勢の悪化に伴う喜望峰迂回で船腹供給が逼迫し、PSSの水準が例年を大幅に上回った。荷主はピークシーズンの輸送計画を早期に策定し、長期契約でPSS上限を交渉するなどの対策が求められる。