RCEPは2022年1月に発効し、世界のGDP・貿易額・人口の約3割をカバーする。日本にとっては中国・韓国と初めて結んだEPA枠組みであり、工業製品を中心に関税撤廃率は品目数ベースで約91%に達する。原産地規則では「累積規定」が採用され、RCEP加盟国間で調達した原材料を自国産と同様に扱える点がサプライチェーン再編の追い風となっている。原産地証明は第三者証明・認定輸出者自己証明・輸出者自己申告の3方式が認められており、2026年時点では自己申告制度への移行が進む。関税削減スケジュールは段階的で、品目によっては発効後20年かけて撤廃されるものもある。
規制
RCEP(地域的な包括的経済連携協定)
Regional Comprehensive Economic Partnership
ASEAN10カ国と日中韓豪NZの計15カ国が参加する、世界最大規模の多国間自由貿易協定。
詳しい解説
実務での使い方
中国からの電子部品輸入時にRCEP特恵税率を適用し、MFN税率と比較して3〜5%の関税削減を得る。原産地証明はRCEP原産地証明書(第三者証明方式)を日本商工会議所で取得するか、認定輸出者による自己証明を利用する。