域内原産割合(RVC: Regional Value Content)は付加価値基準の中核となる数値で、「域内付加価値 / 製品価格 x 100」で算出される。計算方式は協定により異なり、控除方式(Build-down)では「(FOB価格 - 非原産材料価格)/ FOB価格 x 100」、積上げ方式(Build-up)では「域内原産材料価格 / FOB価格 x 100」で求める。CPTPPでは多くの品目でRVC45%〜55%が閾値として設定されている。実務上は、非原産材料の調達価格を正確に把握し、為替レート・原材料価格の変動によるRVC変動リスクを管理することが重要である。累積制度を活用して他の締約国からの材料を原産材料として算入すれば、RVCの引上げが可能となる。
通関
域内原産割合
Regional Value Content
EPA/FTAにおいて、製品価格に占める締約国域内で生み出された付加価値の割合。原産地規則の付加価値基準の判定に使用される。
詳しい解説
実務での使い方
CPTPPでRVC45%以上が求められる品目について、四半期ごとにBOMと原価計算書を用いてRVCを再計算する。為替変動により閾値を下回るリスクがある場合、域内サプライヤーへの調達切替えや累積制度の活用を検討する。