RORO船(Roll-on/Roll-off Ship)は、船首・船尾・船側に設置されたランプウェイを通じて、車両やシャーシ搭載貨物をクレーンを使わずに自走で積み下ろしできる船舶だ。自動車運搬船(PCC: Pure Car Carrier)はROROの代表的船種であり、日本の自動車メーカーの輸出に不可欠な存在だ。最新の大型PCCは約8,000台の車両を積載できる。自動車以外にも建設機械・農業機械・トレーラー・重量物など、クレーン荷役が困難な貨物の輸送にROROが活用される。RORO方式はコンテナ船のLo-Lo(Lift-on/Lift-off)方式と対をなす荷役形態であり、荷役時間の短縮とバース占有時間の削減がメリットだ。北欧〜バルト海航路やドーバー海峡航路ではROROフェリーが旅客輸送とトレーラー輸送を兼ねて高頻度で運航されている。
海運
RORO船
Roll-on/Roll-off Ship
車両や貨物をランプウェイ(傾斜路)を通じて自走で積み下ろしする方式の船舶。
詳しい解説
実務での使い方
建設機械や大型車両を海外に輸出する場合、RORO船を利用すれば自走搬入で荷役コストを抑制できる。ブッキング時には車両のサイズ(全長・全幅・全高・重量)を正確に申告し、船内の配置計画(ストウエージプラン)に反映させる。ラッシング(固定)方法も船社と事前に確認する。