SDSはGHS(化学品の分類および表示に関する世界調和システム)に準拠した16セクション構成の文書で、化学物質の物理化学的性質、安定性・反応性、毒性情報、輸送上の注意、廃棄上の注意などを体系的に記載する。日本では労働安全衛生法・毒物劇物取締法・化管法(PRTR法)により、一定の化学物質を譲渡・提供する際のSDS交付が義務付けられている。国際輸送ではIMDGコード(海上)やIATA-DGR(航空)に基づく危険物申告の際にSDSが基礎資料となり、国連番号・クラス・Packing Groupの特定に使用される。SDSは製造者・輸入者が作成し、英語版の準備が国際取引では事実上必須となっている。
規制
SDS(安全データシート)
Safety Data Sheet
化学物質の危険有害性情報・取扱い方法・緊急時対策等を記載した文書で、国際的に16項目の記載が標準化されている。
詳しい解説
実務での使い方
化学品を海上輸送する際、SDSの第14項「輸送上の注意」を確認して国連番号とIMDGクラスを特定し、危険物申告書(DGD)を作成する。輸入側にもSDSを提供し、現地の法令に基づくラベル表示・取扱い基準を遵守させる。