日本の関税率は複層構造をとり、最も基本的な「基本税率」(関税定率法別表)、政策的に暫定的に適用される「暫定税率」(関税暫定措置法)、WTO加盟国に適用される「協定税率」、そしてEPA/FTA締約国向けの「特恵税率」が併存する。実務上は、これらのうち最も低い税率が実行税率として適用される。例えば、日EU・EPAの下ではチーズの関税率が段階的に引き下げられ、最終的に撤廃される品目もある。農産品では高い関税率(コメ341円/kg、バター35%等)が維持される一方、工業製品は多くが無税または低税率である。税関HPのWebタリフで品目ごとの実行税率を即座に検索できる。
通関
関税率
Tariff Rate
輸入貨物に課される関税の税率。HSコードごとに基本税率・暫定税率・WTO協定税率・EPA特恵税率が設定されている。
詳しい解説
実務での使い方
新規商品の輸入を検討する際、まずHSコードを特定してWebタリフで実行関税率を確認する。EPA特恵税率と一般税率の差が大きい品目であれば、原産地証明書の取得による関税削減効果を輸入コスト計算に反映させる。