定期用船契約は、数ヶ月から数年の期間を定めて船舶を借り受ける契約形態だ。傭船者は日額または月額の傭船料を船主に支払い、燃料費・港費・荷役費などの運航変動費を自ら負担する。一方、船主は船員配乗・船体保険・修繕費を負担する。傭船者が寄港地や積載貨物を自由に決定できるため、定期船サービスを運営するコンテナ船社がアライアンス内の船腹調整に活用するケースが多い。傭船料は船型・船齢・市況によって大きく変動し、Clarksons Researchなどのデータベースが市場レートの参照先となる。2021年にはコンテナ船の定期用船料がピーク時に過去10年平均の5倍超に達した。契約期間中の中途解約は原則認められず、市況下落時の傭船料固定リスクが傭船者側の経営判断を左右する。