トランシップメント(T/S)は、コンテナ貨物が積地から揚地まで直航せず、途中のハブ港で別の船舶に積み替えられる輸送形態だ。世界のコンテナ輸送量の約30%がトランシップメント貨物とされ、シンガポール・釜山・コロンボ・タンジュンペレパスなどがT/Sハブとして高い取扱量を誇る。荷主にとってのメリットは、基幹航路の大型船による低コスト輸送と地方港へのアクセスを両立できる点にある。一方、積み替えに伴う追加日数・貨物ダメージリスク・接続便の遅延リスクがデメリットとなる。B/L上にはT/S港が記載され、Through B/Lの場合は最終仕向港までの一貫輸送が運送人によって保証される。コンテナ船の大型化に伴い、24,000TEU級の超大型船が寄港できるハブ港への集約が進み、T/S比率は上昇傾向にある。
海運
トランシップメント
Transshipment
輸送途中のハブ港でコンテナを別の船舶に積み替える中継輸送方式。
詳しい解説
実務での使い方
ブッキング時にT/S港と接続便のスケジュールを確認し、全体のトランジットタイムを把握する。T/Sに伴う接続便の遅延リスクを軽減するため、T/S回数が少ないルートを選択するか、余裕あるリードタイムで出荷計画を組む。危険品や温度管理貨物はT/Sでの取り扱い可否を事前に船社へ確認する必要がある。