ULDは航空貨物のハンドリング効率を飛躍的に向上させる搭載用器材で、大きくコンテナ型とパレット型に分かれる。コンテナ型は箱状の構造で貨物を囲い込み、パレット型は平板の上に貨物を積み付けてネットで固定する。いずれも航空機の貨物室に合わせた形状・寸法がIATAとATA(航空輸送協会)により規格化されており、LD-3、LD-7、LD-11などの型式がある。旅客機の下部貨物室(ベリー)にはLD-3が標準的に使われ、貨物専用機(フレイター)のメインデッキにはより大型のパレットが用いられる。ULDは航空会社の資産であり、空港間を循環して使用される。そのため、ULDの所在管理は航空会社のオペレーション上の重要課題で、余剰や不足が生じると運航効率に直結する。貨物をULDに積み付ける作業をビルドアップと呼び、空港の上屋(貨物ターミナル)で行われる。重量制限と容積制限の両方を考慮した積み付け計画が求められ、危険品の搭載位置にも厳密なルールが適用される。