UN番号(United Nations Number)は、国連の「危険物の輸送に関する勧告」に収録される危険物リスト(Dangerous Goods List)に登録された物質ごとの固有番号だ。現在約3,500件のUN番号が登録されており、UN0001(アセチレン銀塩)からUN3549(リチウムイオン蓄電池を含む車両)まで範囲が広がっている。航空輸送における身近な例として、UN3481(機器に組み込まれた、または機器とともに包装されたリチウムイオン電池)、UN1263(塗料)、UN1950(エアゾール)などが頻出する。危険品申告書(DGD)やラベル、外装表示にはUN番号の記載が必須であり、税関申告書(輸出入申告)にもUN番号を記載する場合がある。UN番号はPSN(Proper Shipping Name=正式輸送品名)と対になっており、同一のUN番号でも複数のPSNが存在するケースがある。物質の正確な特性に基づいて適切なPSNを選択することが、適法な輸送の第一歩だ。
航空
UN番号
UN Number
国連が危険物質・危険物品ごとに付与する4桁の識別番号。輸送モードを問わず国際的に統一された番号体系で、危険物の特定と規制適用の基礎となる。
詳しい解説
実務での使い方
危険品の航空輸出を行う際、まず物質のSDS(安全データシート)のセクション14(輸送に関する情報)でUN番号とPSNを確認する。次にIATA DGRのDangerous Goods ListでそのUN番号を引き、適用されるPacking Instruction・ラベル要件・旅客機搭載可否を特定する。