UNCTADは1964年に設立された国連の常設機関で、195カ国が参加する。年次刊行の「Review of Maritime Transport」は世界の海運市場の動向を包括的に分析する基本資料として業界で広く参照されている。途上国の一般特恵関税制度(GSP)の策定を主導し、先進国による途上国産品への特恵供与の枠組みを構築した。貿易円滑化では電子シングルウインドウシステム「ASYCUDA」を120カ国以上に展開し、税関手続きの電子化・簡素化を支援している。ライナー海運の定期便接続性を評価するLSCI(Liner Shipping Connectivity Index)も定期的に公表し、各国の海運インフラの比較分析に活用される。
規制
国連貿易開発会議(UNCTAD)
United Nations Conference on Trade and Development
途上国の貿易・開発を支援する国連機関で、海運市場や貿易円滑化に関する調査・分析で知られる。
詳しい解説
実務での使い方
海運市場の中長期トレンドを分析する際、UNCTADのReview of Maritime Transportの統計データ(世界の海上荷動き量、船腹量推移、港湾取扱量)を参照する。途上国からの輸入ではGSP適用の可否を確認し、UNCTAD原産地証明書(Form A)の取得を手配する。